長時間露出撮影には、バルブ撮影とタイム撮影の2種類があります。花火や夜景、星空の撮影や、自動車のライトの流れを表現したいときなどに使います。

シャッタースピードをBulbに設定し、絞り値をF25にして35秒間の長時間露出撮影した場合の画像

長時間露出撮影には、手ブレを抑えるために三脚、別売のワイヤレスリモートコントローラー、リモートコードなどが必要です。(0 使用できるアクセサリー)。

  1. 三脚などを使ってカメラを固定する

  2. Iボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回し、表示パネルにMを表示させる

    Iボタン

    メインコマンドダイヤル

  3. 半押しタイマーがオンのときにメインコマンドダイヤルを回し、シャッタースピードをA(バルブ)または%(タイム)にする

    シャッタースピードをAまたは%に設定すると、露出インジケーターは表示されません。

    バルブ撮影

    タイム撮影

  4. ピントを合わせて、長時間露出撮影を開始する

    バルブ撮影:シャッターボタンを全押しして、長時間露出撮影を開始します。シャッターボタンは押し続けてください。

    タイム撮影:シャッターボタンを全押しすると、シャッターが開き、長時間露出撮影を開始します。

  5. 長時間露出撮影を終了する

    バルブ撮影:シャッターボタンを放すと、長時間露出撮影は終了します。

    タイム撮影:もう一度シャッターボタンを全押しします。

長時間露出について

  • ファインダーから入った光が画像に影響を与えることを防ぐため、シャッターボタンを押す前にアイピースシャッターレバーを回してアイピースシャッターを閉じることをおすすめします(0 ファインダーから顔を離して撮影するときは)。
  • 露光時間が長くなると、画像にノイズ(ざらつき、むら、輝点)が発生することがあります。
  • 静止画撮影メニューの[長秒時ノイズ低減]を[する]に設定すると、画像に発生するむらや輝点が低減されます。
  • 撮影中のバッテリー切れを防ぐため、電源としてフル充電したLi-ionリチャージャブルバッテリー、または別売のパワーコネクターとACアダプターをお使いいただくことをおすすめします。