このカメラとNIKKOR Z 24–200mm f/4–6.3 VRをレンズキットでご購入の場合は、こちらをレンズの使用説明書としてお使いください。

国または地域によっては、レンズキットを販売していない場合があります。

レンズの使い方

各部の名称と機能

各部の名称と機能は以下の通りです。

1

レンズフード

画像に悪影響を及ぼす光線をカットします。レンズ面の保護にも役立ちます。

2

レンズフードセット指標

レンズにレンズフードを取り付けるときの指標です。

3

レンズフード取り付け指標

4

レンズフード着脱指標

5

ズームリング

このリングを回転させるとズーミングができます。

6

焦点距離目盛

ズーミング時の焦点距離の目安として使用します。

7

焦点距離目盛指標

8

コントロールリング

  • オートフォーカス時:このリングを回転させると、[フォーカス(M/A)]や[絞り]などカメラで設定した機能を使用できます。詳しくは、カメラの説明書に記載されている[カスタムボタンの機能]または[カスタムボタンの機能(撮影)]の説明をご覧ください。

  • マニュアルフォーカス時:このリングを回転させると手動でピント合わせができます。

9

レンズ着脱指標

カメラにレンズを取り付けるときの指標です。

10

レンズマウントゴムリング

11

CPU信号接点

カメラとレンズの間で情報を伝達します。

12

ズームロックスイッチ

焦点距離を24mmにして、ズームロックスイッチを[LOCK]にセットすると、ズームリングがロックされます。カメラを持ち歩く際は、レンズ自体の重みで繰り出さないように、ロックしてください。

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レンズキャップ(フロントキャップ)

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レンズキャップ(リアキャップ)

カメラへの取り付け方・取り外し方

取り付け方

  1. カメラの電源をOFFにして、レンズのリアキャップとカメラのボディーキャップを外す

  2. カメラとレンズのレンズ着脱指標を合わせ、反時計回りにカチッと音がするまでレンズを回す

取り外し方

  1. カメラの電源をOFFにする

  2. レンズ取り外しボタンを押しながら、時計回りにレンズを回して取り外す

レンズフードの取り付け方・取り外し方

  • レンズフード着脱指標とレンズフード取り付け指標を合わせて(q)、レンズフードを矢印(w)の方向に回転させ、レンズフード着脱指標とレンズフードセット指標を合わせてください(e)。

  • レンズフード先端を強くつかむと着脱が困難になります。着脱の際は、レンズフード取り付け指標(I)付近を持って回転させてください。

  • 取り外しは、取り付けと逆の手順で行ってください。

  • 収納時はレンズフードを逆向きにしてレンズに取り付けられます。

内蔵フラッシュ搭載のカメラでフラッシュ撮影するときのご注意

内蔵フラッシュ搭載のカメラの場合、フラッシュの光がレンズやレンズフードでさえぎられると画像に影が写り込みます。レンズフードは取り外して撮影してください。レンズフードを取り外しても、レンズの焦点距離と撮影距離によっては影が写り込みます。

  • 下記のカメラでは、このレンズを装着して内蔵フラッシュを使ったときに、画像に影が写り込むことがあります。影が写り込まずに撮影できる焦点距離と撮影距離は次の通りです。

カメラ1

焦点距離

影が写り込まない撮影距離2

Z 50

24 mm

すべての撮影距離で影が写り込みます。

35 mm

1.5 m以上

50 mm

1.0 m以上

70–200 mm

制約なし

  1. 最新情報はカメラの説明書でご確認ください。

  2. レンズフードを取り付けていない場合の値です。

手ブレ補正機能

このレンズには手ブレ補正機能があります。手ブレ補正機能はカメラで設定できます。詳しくは、カメラの説明書をご覧ください。

手ブレ補正機能を使用すると、使わないときと比べて5.0段(カメラの手ブレ補正機能を[ノーマル]にしているとき) シャッタースピードを遅くして撮影できるため、シャッタースピードの選択範囲が広がります。

  • CIPA規格準拠。ただし、FXフォーマット対応レンズはFXフォーマットのミラーレスカメラ使用時、DXレンズはDXフォーマットのミラーレスカメラ使用時。ズームレンズは最も望遠側で測定。

手ブレ補正使用時のご注意
  • 手ブレ補正機構の構造上、レンズを振るとカタカタ音がすることがありますが、故障ではありません。

  • 三脚撮影時にカメラの手ブレ補正機能を[ノーマル]または[スポーツ]に設定すると、三脚ブレを軽減します。ただし、三脚の種類や撮影条件により、[しない] にした方がよい場合があります。

  • 一脚を使用するときには、[ノーマル]または[スポーツ]に設定することをおすすめします。

カメラにレンズを取り付けたときのご注意

ピント合わせを行った後に、カメラの電源をOFFにして再びONにするとピント位置が変わることがあります。ピントをあらかじめ合わせておいて被写体を待つ置きピン撮影などでは、ピントを合わせてからシャッターをきるまでにカメラの電源をOFFにしないことをおすすめします。

取り扱い上のご注意

  • レンズフードをレンズに装着した状態で、レンズフードだけを持たないでください。

  • CPU信号接点は汚さないようにご注意ください。

  • レンズマウントゴムリングが破損した場合は、そのまま使用せず販売店またはニコンサービス機関に修理を依頼してください。

  • レンズをカメラに装着していないときは、必ずレンズキャップを取り付けてください。

  • レンズを保管するときは、レンズ内部を保護するために太陽光のあたらない所に保管してください。

  • レンズを水にぬらしたり、湿気の多い場所に置かないでください。部品がサビつくなどして故障の原因になりますのでご注意ください。

  • 火の近くなど、極端に温度が高くなるところに置かないでください。外装の一部に使用している強化プラスチックが変形することがあります。

  • 極端に温度差のある場所に急にレンズを持ち込むと、レンズ内外に水滴が生じ、故障の原因となります。レンズをバッグやビニール袋などに入れて、周囲の温度になじませてからお使いください。

  • レンズを傷から守るために、持ち運ぶときはレンズケースに入れることをおすすめします。

レンズのお手入れ

  • レンズ面を清掃する場合、通常はほこりを払う程度にしてください。

  • 最前面のレンズ面(フッ素コートあり)

    • 指紋など油分を含む汚れがついたときは、柔らかい清潔な木綿の布または市販のレンズクリーニングペーパーでレンズの中心から外周へ渦巻き状に拭いてください。

    • 汚れがひどいときは、少量の真水、無水アルコール(エタノール)、または市販のレンズクリーナーで湿らせた柔らかい布を使って軽く拭いてください。

    • フッ素コート加工されたレンズ面は、撥水性、撥油性が高いため、水滴状の拭き残りが生じることがあります。その場合は、乾いた布で拭き取ってください。

  • 最後面のレンズ面(フッ素コートなし)

    • 指紋など油分を含む汚れがついたときは、少量の無水アルコール(エタノール)や市販のレンズクリーナーで湿らせた柔らかい清潔な木綿の布または市販のレンズクリーニングペーパーを使って、レンズの中心から外周へ渦巻き状に拭いてください。その場合、拭きムラや拭き残りがないように注意してください。

  • シンナーやベンジンなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください。

  • レンズ表面の汚れや傷を防ぐには、別売のニュートラルカラーNCフィルターなどの使用をおすすめします。

  • レンズを長期間使用しないときは、カビやサビを防ぐために、高温多湿のところを避けて風通しのよい場所に保管してください。また、直射日光のあたるところ、防虫剤のあるところも避けてください。

アクセサリー

付属アクセサリー

  • レンズキャップLC-67B(フロントキャップ)

  • レンズキャップLF-N1(リアキャップ)

  • レンズフードHB-93

  • レンズケースCL-C1

レンズケースのお取り扱いについて
  • レンズケースはレンズを傷から守ることを目的としており、落下や衝撃からレンズを保護する機能はありません。

  • レンズケースに撥水機能はありません。

  • レンズケースは材質の特性上、雨や水などで濡れた場合や摩擦によって、色落ち、変色、色移り、伸縮することがあります。

  • ほこりは柔らかいブラシで払い落としてください。

  • 表面に付着した汚れや水分は、乾いた柔らかい布で拭き取ってください。アルコール、ベンジン、シンナーなどの溶剤は使わないでください。

  • 直射日光があたる場所や、温度、湿度の高い場所に放置しないでください。

  • レンズ面や液晶画面などを拭くクリーニングクロスとしては使用できません。

  • レンズを収納して持ち運ぶ際、レンズが転がり出ないようご注意ください。

レンズケースの素材:ポリエステル

使用できるアクセサリー

67 mmネジ込み式フィルター

フィルターを使用する場合
  • フィルターは1枚で使用してください。

  • フィルターは、レンズフードを取り外してから装着してください。また、円偏光フィルターの偏光効果の調節も、レンズフードを取り外した状態で行ってください。

仕様

マウント

ニコンZマウント

焦点距離

24 mm–200 mm

最大口径比

1:4–6.3

レンズ構成

15群19枚(EDレンズ2 枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ2枚、アルネオコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり)

画角

  • 84°–12° 20′(撮像範囲 FX)

  • 61°–8°(撮像範囲 DX)

焦点距離目盛

24、35、50、70、105、135、200 mm

フォーカシング方式

IF(インターナルフォーカス)方式

手ブレ補正

ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式

最短撮影距離

  • 焦点距離24 mm時:撮像面から0.5 m

  • 焦点距離35 mm時:撮像面から0.54 m

  • 焦点距離50 mm時:撮像面から0.55 m

  • 焦点距離70 mm時:撮像面から0.58 m

  • 焦点距離105 mm時:撮像面から0.65 m

  • 焦点距離135 mm時:撮像面から0.68 m

  • 焦点距離200 mm時:撮像面から0.7 m

最大撮影倍率

0.28倍

絞り羽根枚数

7枚(円形絞り)

絞りの範囲

  • 焦点距離24 mm時:f/4–22

  • 焦点距離200 mm時:f/6.3–36

  • カメラの露出値設定のステップ幅により、最小絞り値の表示が異なる場合があります。

アタッチメントサイズ

67 mm(P=0.75 mm)

寸法

約76.5 mm(最大径)×114 mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)

質量

約570 g

  • 製品の外観・仕様・性能は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。