装着したレンズのピント位置を、好みなどに合わせて微調節できます。

  • 必要な場合のみAF微調節を行ってください。

  • AF微調節は、普段の撮影でよく使用する撮影距離で行うことをおすすめします。たとえば、近い距離でAF微調節を行った場合、遠い被写体に対してはAF微調節の効果が低下することがあります。

項目

内容

AF微調節の適用

  • する]:AF微調節の設定が有効になります。

  • しない]:AF微調節を行いません。

レンズの調節と登録

装着しているCPUレンズの微調節値を登録できます(AF微調節の設定と微調節値の登録方法)。

  • 最大40種類のレンズを登録できます。

  • 非CPUレンズは登録できません。

  • すでに登録してあるレンズを装着している場合、微調節値が上書きされます。

未登録レンズの調節

レンズの調節と登録]で登録していないレンズを装着したときに一律で微調節する値を設定できます。

登録済みレンズリスト

レンズの調節と登録]で登録したレンズを一覧表示します。登録リストからレンズを選んで2を押すと、[識別番号]画面が表示されます。

  • 識別番号]画面では、レンズの識別番号を入力できます。たとえば、同じレンズを数本所有しているときに登録したレンズのシリアル番号などを設定しておくと、どのレンズのAF微調節の設定かを識別できるので便利です。

  • 登録するレンズによっては、シリアル番号が識別番号として自動的に入力されます。

装着レンズの調節値を選択

同じ種類のレンズを複数登録してある場合に、カメラに装着しているレンズにどの調整値を設定するかを選べます。

ライブビュー撮影時のAF微調節について

ライブビュー撮影時にオートフォーカスでピント合わせを行うときは、[AF微調節の設定]で設定した微調節値は適用されません。

テレコンバーターを装着した場合

すでに登録してあるレンズでも、テレコンバーターを装着した場合は違うレンズとして個別登録できます。

登録したレンズを削除するには

レンズの調節と登録]で登録したレンズを削除するには、[登録済みレンズリスト]画面の一覧表示から削除したいレンズを選んで、OQ)ボタンを押します。

AF微調節の設定と微調節値の登録方法

  1. AF微調節の設定を行うレンズをカメラに装着する

  2. セットアップメニューの[AF微調節の設定]で[レンズの調節と登録]を選んで2を押す

    AF微調節の設定画面が表示されます。設定画面はズームレンズを装着した場合と単焦点レンズを装着した場合で異なります。

    ズームレンズの場合

    単焦点レンズの場合

  3. 42を押して微調節値を変更する

    • +20~-20の範囲で調節できます。

    • 今回の微調節値はgで、前回設定した微調節値はjで表示されます。

    • ズームレンズを装着している場合は、広角側(WIDE)と望遠側(TELE)で個別に調節できます。広角側と望遠側を切り換えるには13を押します。

    • ピントの合う位置は、微調節値が大きいほどカメラから遠ざかり、微調節値が小さいほどカメラに近づきます。

  4. Jボタンを押して設定を登録する

AF微調節の自動設定について

ライブビュー画面を見ながらピント合わせを行い、AF微調節の値を自動で設定することができます(AF微調節の自動設定)。手順3の設定画面でWM)ボタンを押すと、「AF微調節の自動設定」の手順2の画面に移動します。

未登録レンズ装着時の微調整値の設定方法

  1. セットアップメニューの[AF微調節の設定]で[未登録レンズの調節]を選んで2を押す

  2. 42を押して微調節値を変更する

    • +20~-20の範囲で調節できます。

    • 今回の微調節値はgで、前回設定した微調節値はjで表示されます。

    • ピントの合う位置は、微調節値が大きいほどカメラから遠ざかり、微調節値が小さいほどカメラに近づきます。

  3. Jボタンを押して設定を登録する

AF微調節の自動設定

AF微調節を自動で行う方法は次の通りです。

  1. ライブビューセレクターをCに合わせてaボタンを押す
  2. AFモードボタンと動画撮影ボタンを2秒以上同時に押す

    ズームレンズの場合

    • 広角側と望遠側を個別に設定するためのメニューが表示されます。

    • WIDE](広角側)または[TELE](望遠側)を選んでJボタンを押すと、AF微調節の自動設定画面に切り替わり、フォーカスポイントが画面中央に表示されます。

    単焦点レンズの場合

    AF微調節の自動設定画面に切り替わり、フォーカスポイントが画面中央に表示されます。

  3. シャッターボタンを半押ししてピント合わせを行う
    • ズームレンズの場合は、あらかじめレンズのズームリングを回してワイド端またはテレ端に合わせてから、ピント合わせを行ってください。

    • ピント合わせをするときは、カメラを三脚に固定し、コントラストの高い平面を被写体として選んでください。

    • 絞りを開放にすることをおすすめします。

    • ピント合わせの後に拡大表示をしてピントが正確に合っているか確認してください。必要に応じてマニュアルフォーカスでお好みのピント位置に調節してください。

    • 暗い環境では、ライブビューでのオートフォーカスや、AF微調節の自動設定ができない場合があります。

  4. Jボタンを押す
    • AF微調節の自動設定が実行され、装着しているCPUレンズの微調節値が[登録済みレンズリスト]に登録されます。

    • 自動設定が成功すると、[AF微調節の適用]が[する]に変更され、AF微調節が有効になります。

    ズームレンズの場合

    広角側と望遠側のどちらかの設定が終わったら、もう一方の設定を行います。Xボタンを押して[登録済みレンズに上書き]を選び、手順2~4と同じ手順で自動設定を行ってください。

  5. Jボタンを押して設定を終了する

AF微調節の自動設定に失敗したときは

AF微調節の自動設定に失敗したときは、画像モニターにメッセージが表示されます。再度自動設定を行うにはXボタンを、自動設定を中止するにはJボタンを押します。Xボタンを押した場合は、手順2の状態に戻ります。

AF微調節設定済みのレンズを装着している場合

すでにAF微調整をしてあるレンズを装着している場合、手順2で値を上書きするか新規で登録するかを選べます。