内蔵フラッシュ撮影には焦点距離が16mmから300mmまでのレンズが使用できます。焦点距離16mmよりも広角側で使用すると、画像周辺部が暗く写る場合があります。

関連ページ

別売のスピードライトを使用したフラッシュ撮影については、「スピードライトを使った撮影」をご覧ください。

内蔵フラッシュが自動的に上がる撮影モードの場合

撮影モードikpnoswfde'では、暗いときや逆光のときなど、必要に応じて自動的に内蔵フラッシュが上がり、発光します。

  1. フラッシュモードを設定する

    MY)ボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回します。

    MY)ボタン

    メインコマンドダイヤル

    変更した設定を確認します。

  2. シャッターボタンを半押しして、ピントを合わせてから撮影する

    内蔵フラッシュを収納していても、必要に応じて自動的に内蔵フラッシュが上がり、発光します(発光禁止に設定している場合を除く)。フラッシュが自動的に上がらないとき、手で無理に上げないでください。内蔵フラッシュが破損するおそれがあります。

設定できるフラッシュモード

内蔵フラッシュが自動的に上がる撮影モードで設定できるフラッシュモードは次の通りです。

内蔵フラッシュを手動で上げる撮影モードの場合

撮影モードPSAM0では、MY)ボタンを押して、手動で内蔵フラッシュを上げます。

  1. MY)ボタンを押す

    内蔵フラッシュが上がります。

    MY)ボタン

    フラッシュモードが発光禁止に設定されている場合や別売スピードライトが装着されている場合は、内蔵フラッシュは上がりません。手順2に進んでください。

  2. フラッシュモードを設定する

    MY)ボタンを押しながらメインコマンドダイヤルを回します。

    MY)ボタン

    メインコマンドダイヤル

    変更した設定を確認します。

    0の場合、フラッシュモードを設定する必要はありません。

  3. シャッターボタンを半押しして、ピントを合わせてから撮影する

    内蔵フラッシュを上げているときは、周囲の明るさなどにかかわらず、フラッシュは常に発光します(発光禁止に設定している場合を除く)。

設定できるフラッシュモード

内蔵フラッシュを手動で上げる撮影モードで設定できるフラッシュモードは次の通りです。

発光モードを設定する

撮影モードPSAMでは、内蔵フラッシュの発光モードを静止画撮影メニュー[フラッシュ発光]の[発光モード(内蔵)]で設定できます。選んだ項目によって[発光モード(内蔵)]の下に表示されるメニュー項目が変更されます。

ライブビューについて

ライブビュー時は、画像モニターでフラッシュモードを確認できます。

内蔵フラッシュ撮影時のシャッタースピード制限について

内蔵フラッシュ撮影時のシャッタースピード制限は、次のようになります。

ipnsw0fde'PA 1/250~1/60秒
k 1/250~1/30秒
o 1/250~1秒
S 1/250~30秒
M 1/250~30秒、A%

撮影モードPSAMでは、カスタムメニューe1[フラッシュ撮影同調速度]を[1/320秒(オートFP)]に設定すると、内蔵フラッシュ使用時でも高速側のシャッタースピードが1/320秒までフラッシュ同調します。また、カスタムメニューe1[フラッシュ撮影同調速度]を[1/320秒(オートFP)]または[1/250秒(オートFP)]に設定して別売のオートFPハイスピードシンクロ対応スピードライトを装着した場合は、高速側のシャッタースピードが1/8000秒まで制御されます。

内蔵フラッシュを収納する

内蔵フラッシュを収納するときは、カチッと音がするまで手で軽く押し下げます。バッテリーの消耗を防ぐため、使用しないときは常に収納してください。

測光モードと内蔵フラッシュの調光について

測光モードをマルチパターン測光、中央部重点測光またはハイライト重点測光に設定すると、i-TTL-BL調光になり、スポット測光に設定すると、スタンダードi-TTL調光になります。i-TTLモードでは、シャッターボタンを押すと内蔵フラッシュがモニター発光を行って発光量を決定します。

フラッシュ撮影時のご注意

  • フラッシュの光がさえぎられることがあるので、レンズフードは外してください。また、マクロ付きズームレンズのマクロ領域ではお使いになれません。
  • 内蔵フラッシュ撮影時は、レリーズモードをClChまたはQcに設定しても、連続撮影にはなりません。
  • 内蔵フラッシュを連続して使うと、発光部を保護するため、一時的に発光が制限され、シャッターがきれなくなる場合があります。少し時間をおくと再び使えるようになります。
  • i-TTLモード時のISO感度連動範囲は、100~12800です。ISO感度を12800よりも高感度に設定した場合には、距離や絞り値によっては適正な発光量にならないことがあります。

内蔵フラッシュの調光範囲(光の届く範囲)と限界絞り値

内蔵フラッシュはISO感度と絞り値によって調光範囲(光の届く範囲)が異なります。下表を参考にしてください。

ISO感度および絞り値 調光範囲
(m)
100 200 400 800 1600 3200 6400 12800
1.4 2 2.8 4 5.6 8 11 16 約0.7~8.5
2 2.8 4 5.6 8 11 16 22 約0.6~6
2.8 4 5.6 8 11 16 22 32 約0.6~4.2
4 5.6 8 11 16 22 32 約0.6~3
5.6 8 11 16 22 32 約0.6~2.1
8 11 16 22 32 約0.6~1.5
11 16 22 32 約0.6~1.1
16 22 32 約0.6~0.8

※ 内蔵フラッシュで調光できる最短撮影距離は約0.6mです。

撮影モードPでは、内蔵フラッシュ使用時に下表の絞り値よりも絞りを開くことはできません。

ISO感度と開放側の限界絞り(F)
100 200 400 800 1600 3200 6400 12800
2.8 3.5 4 5 5.6 7.1 8 10

※ 制御される絞り値よりも開放絞りが暗い場合は、装着レンズの開放絞りによって制御されます。

関連ページ

別売スピードライト装着時の発光モードについて

スピードライト装着時は、[発光モード(内蔵)]が[発光モード(外付け)]と表示されます。