カメラの動作がおかしいときは、ご購入店やニコンサービス機関にお問い合わせになる前に、次の項目をご確認ください。

電源・表示関連

電源ONの状態で、カメラの操作ができない

  • 画像の記録などの処理が終わるまでお待ちください。
  • 操作できない状態が続くときは、電源をOFFにする操作をしてください。
  • 電源がOFFにならない場合は、バッテリーを入れ直してください。
  • ACアダプター使用時は付け直してください。

    • 記録中であったデータは保存されません。
    • 保存済みのデータはバッテリーやACアダプターの取り外しでは失われません。

ファインダー内がはっきり見えない

  • ファインダー内の見え方は、視度調節ダイヤルを回して調節できます(0視度調節ダイヤル)。
  • 視度調節しても被写体がはっきり見えない場合は、AFモード(0AFモードを設定する)をAF-S、AFエリアモード(0AFエリアモードを変更する)をシングルポイントAFに設定します。次に、中央のフォーカスポイントを選んで、コントラストの高い被写体にオートフォーカスでピントを合わせます。その状態で被写体が最もはっきり見えるように調節してください。
  • 視度調節ダイヤルの範囲を超える補正が必要な場合は、別売の接眼補助レンズをお使いになることをおすすめします(0使用できるアクセサリー)。

ファインダー内が暗い

バッテリー残量は充分ですか? バッテリーが入っていない場合や、入っていても残量がない場合は、ファインダー内が暗く表示される場合があります(0バッテリーを充電するカメラにバッテリーとSDカードを入れる)。

ファインダー内や表示パネル、画像モニターの表示が、すぐに消えてしまう

カスタムメニューc2[半押しタイマー]やc4[モニターのパワーオフ時間]で、表示が消えるまでの時間を設定できます。

表示パネルやファインダー内の表示が薄い、表示が遅い

低温や高温のときは液晶表示の濃度が変わったり、応答速度が遅くなることがあります。

ファインダー内に模様が見える

液晶の特性上、フォーカスポイントを照明するときにファインダー内が赤くなることがありますが、故障ではありません。

撮影関連(全撮影モード共通)

電源をONにしてから、撮影できる状態になるまでに時間がかかる

SDカード内にフォルダーや画像が大量にあるときは、ファイル検索のため時間がかかる場合があります。

シャッターがきれない

シャッターがきれるのが遅い

カスタムメニューd3[露出ディレーモード]を[しない]にしてください。

リモコンの送信ボタンを押しても撮影できない

連続撮影できない

ピントが合わない

  • マニュアルフォーカスになっていませんか? オートフォーカスで撮影するには、フォーカスモードセレクターをAFに合わせてください(0オートフォーカスで撮影する)。
  • 次のような被写体では、オートフォーカスではピントが合わせづらい場合があります。マニュアルフォーカス、フォーカスロックを利用して撮影してください(0フォーカスロックしてピントを固定するマニュアルフォーカスで撮影する)。

    明暗差がはっきりしない/遠くのものと近くのものが混在する/連続した繰り返しパターン/輝度差が著しく異なる/背景に対して主要被写体が小さい/絵柄が細かい

電子音が鳴らない

  • AFモードがAF-CまたはAF-Aで自動的にAF-Cが選ばれたときは、ピントが合ったときの電子音は鳴りません。
  • 電子音]の[音量]を[電子音なし]以外に設定すると電子音が鳴ります。

シャッターボタンを半押ししても、フォーカスロックされない

AFモードがAF-CまたはAF-Aで自動的にAF-Cが選ばれたときは、A AE/AFロックボタンを押してフォーカスをロックしてください(0フォーカスロックしてピントを固定する)。

フォーカスポイントを選べない

AFモードを変更できない

フォーカスモードセレクターがM(マニュアルフォーカス)になっていませんか?(0マニュアルフォーカスで撮影する

AFエリアモードを変更できない

フォーカスモードセレクターがM(マニュアルフォーカス)になっていませんか?(0マニュアルフォーカスで撮影する

画像サイズを変更できない

画質モード]が[RAW]のときは、画像サイズを変更できません。

画像の記録に時間がかかる

静止画撮影メニュー[長秒時ノイズ低減]が[する]になっていませんか?

画像にノイズ(ざらつき、むら、すじ、輝点)が発生する

  • ISO感度を低く設定して撮影すると、ざらつき、むら、すじ、輝点を低減できます。
  • シャッタースピードが1秒より低速な場合は、静止画撮影メニュー[長秒時ノイズ低減]を[する]にして撮影すると、むら、輝点を低減できます。
  • 高温となる場所での撮影や長時間露出撮影などでカメラが熱くなっている場合は、むら、輝点が強調されることがあります。カメラの電源をOFFにしてカメラ内部の温度が下がるまで涼しいところにしばらく置いてから撮影すると、むら、輝点を低減できます。
  • 一部のスピードライトを使用したときにISO感度を高く設定して撮影すると、すじが発生することがあります。この場合、ISO感度を下げて撮影してください。
  • 次の場合、静止画撮影メニューまたは動画撮影メニューの[高感度ノイズ低減]を[しない]以外に設定すると、ざらつきを低減できます(0 静止画撮影メニュー高感度ノイズ低減、動画撮影メニュー高感度ノイズ低減)。

    • ISO感度を高く設定している場合
    • 感度自動制御]を[する]にしてISO感度が高くなった場合
  • 次の条件で撮影する場合、ISO感度を高く設定しているとざらつき、むら、すじ、輝点が強調されることがあります。

    • アクティブD-ライティングを[しない]以外に設定して撮影する場合
    • ピクチャーコントロール]で[フラット]を選んで撮影する場合
    • ピクチャーコントロール調整で調整する値が大きい場合(0レベル調整の設定項目
    • 多重露出撮影する場合
    • 長時間露出撮影する場合
    • 高温となる場所で撮影する場合
  • 撮影モード%で暗い被写体を撮影する場合、ざらつき、むら、すじが強調されることがあります。

AF補助光ランプが光らない

  • 次の場合、AF補助光を照射しません。

  • カスタムメニューa9[内蔵AF補助光の照射設定]が[しない]になっていませんか?
  • AF補助光ランプを連続して使うと、保護機能が働いて一時的に照射が制限されます。少し時間をおくと再び照射するようになります。また、短時間に何回も使うと、AF補助光ランプが熱くなることがあるのでご注意ください。

画像にゴミが写り込む

  • レンズの前面または背面(マウント側)が汚れていませんか?
  • 撮像素子の前面にゴミが付着していませんか? イメージセンサークリーニングを行ってください。

ゴースト、フレアが目立つ

太陽や高輝度の照明などの明るい光源が含まれるなどのシーンを撮影したときに、画像上にゴーストやフレアが目立つ場合があります。レンズにフードを付ける、あるいは光源を画角から大きく外すことで目立ちにくくなります。また、レンズからフィルターを外す、シャッタースピードを変更するなどを試していただくと目立ちにくくなることがあります。

動画に音声が録音されない

動画撮影メニュー[マイク感度]が[録音しない]になっていませんか?

ライブビューが開始されなかったり、自動的に終了する

  • 次のような場合は、高温によるカメラへの損傷を抑えるために、ライブビューの開始を制限したり自動的に終了したりすることがあります。

    • 撮影時の気温が高い場合
    • ライブビュー撮影や動画撮影を長時間行った場合
    • 連続撮影を行った直後など
  • カメラが熱くなってライブビューを開始できない場合は、カメラ内部の温度が下がるまでライブビューを一時休止してください。このとき、カメラボディー表面が熱くなることがありますが故障ではありません。

ライブビューで画面にノイズ(ざらつき、むら、すじ、輝点)が発生する

  • ライブビューで長時間カメラを使用すると、カメラ内部の温度が上昇することがあるため、ざらつき、むら、輝点が発生する場合があります。撮影時以外は、ライブビューを終了してください。
  • ライブビュー時、XT)ボタンで画面を拡大すると(0ライブビュー撮影時の拡大表示)、ざらつき、むら、すじや色の変化が発生しやすくなります。
  • 動画撮影メニューの[画像サイズ/フレームレート]の設定によっては(0画像サイズ/フレームレート]および[動画の画質]について)、撮影した動画のざらつき、むら、輝点の見え方が異なります。

動画撮影時に画面にちらつきや横縞が生じる

動画撮影メニュー[フリッカー低減]の設定を、カメラをお使いになる地域の電源周波数に合わせてください。

ライブビューで画面に横帯状の明るい部分が生じる

撮影している周囲でスピードライトやフラッシュなどが発光されたり、イルミネーションなどの点滅する光源がある場合には、画面の一部が明るくなったり、明るい横帯が発生することがあります。

選択または設定できないメニュー項目がある

撮影モードによっては、設定できない機能があります。この場合、その項目は選択できません。

撮影関連(撮影モードPSAM

シャッターがきれない

  • CPUレンズが装着されていますか? 非CPUレンズはM以外の撮影モードではお使いになれません(0使用レンズについてのご注意)。
  • 撮影モードMでシャッタースピードをA(バルブ)または%(タイム)に設定し、そのまま撮影モードをSに変更した場合は、シャッタースピードを再設定してから撮影してください(0S(シャッター優先オート))。

設定できるシャッタースピードの範囲が狭い

フラッシュ撮影時は、シャッタースピードが制限されます。フラッシュ撮影時の同調シャッタースピードは、カスタムメニューe1[フラッシュ撮影同調速度]で、1/320~1/60秒の範囲で設定できます。[1/320秒(オートFP)]または[1/250秒(オートFP) ]に設定して、別売のオートFPハイスピードシンクロ対応スピードライトを使用すると、全シャッタースピードに同調可能なオートFPハイスピードシンクロが可能です。

ホワイトバランスのプリセットマニュアルのデータが取得できない

被写体が明るすぎるか、暗すぎます(0プリセットマニュアルで基準となる白を設定する)。

ホワイトバランスのプリセットマニュアルのデータとして設定できない画像がある

この機種以外のカメラで撮影した画像は、プリセットマニュアルデータとして設定することはできません(0撮影済み画像のホワイトバランスデータをコピーする)。

ホワイトバランス(WB)ブラケティング撮影ができない

ピクチャーコントロール]の効果が安定しない

ピクチャーコントロール]、[カスタムピクチャーコントロール]が[オート]に設定されているか、それぞれの調整画面で[輪郭強調]、[明瞭度]、[コントラスト]、[色の濃さ(彩度)]のいずれかが[A](オート)に設定されています。ピクチャーコントロールの効果を一定にするには、これらの項目を[A](オート)以外に設定してください。

測光モードが変更できない

AEロック中は、測光モードを変更できません。

露出補正ができない

撮影モードがMの場合、露出補正を行っても、露出インジケーターの表示が変わるだけで、シャッタースピードと絞り値は変化しません。

画像の一部が赤っぽくなる

シャッタースピードをA(バルブ)または%(タイム)にした場合など、長時間露出で撮影すると、画像の一部が赤っぽくなることがあります。この現象は、静止画撮影メニュー[長秒時ノイズ低減]を[する]に設定することで低減できます。

再生関連

RAW画像が表示されない

画質モード]を[RAW+FINE★]、[RAW+FINE]、[RAW+NORMAL★]、[RAW+NORMAL]、[RAW+BASIC★]、[RAW+BASIC]にして撮影した画像は、JPEG画像しか再生されません。

他のカメラで撮影した画像が表示されない

この機種以外のカメラで撮影した画像は、正常に表示されないことがあります。

全ての画像が表示されない

再生メニュー[再生フォルダー設定]を[全てのフォルダー]にしてください。

画像の縦位置・横位置が正しく表示されない

  • 再生メニュー[縦横位置情報の記録]が[しない]になっていませんか?
  • 再生メニュー[縦位置自動回転]が[しない]になっていませんか?
  • 撮影直後の画像確認では自動回転はしません。
  • カメラを上向き・下向きにして撮影すると、縦横位置情報が正しく得られない場合があります。

画像が削除できない

画像が編集できない

このカメラでは編集できない画像です。

画像を記録したのに[撮影画像がありません]と表示される

再生メニュー[再生フォルダー設定]を[全てのフォルダー]にしてください。

ダイレクトプリントができない

RAW画像はダイレクトプリントできません。

RAW画像をプリントできない

  • 画像編集メニューの[RAW現像]などでRAW画像からJPEG画像を作成してからプリントしてください。
  • RAW画像はパソコンに転送してから、NX Studioなどのソフトウェアを使ってプリントしてください(0パソコンに画像を取り込む方法)。

画像がHDMI対応機器で再生できない

HDMIケーブルが正しく接続されているか確認してください。

画像をパソコンに転送できない

お使いのパソコンのOSによっては、カメラをパソコンに接続して画像を転送できないことがあります。カードリーダーなどの機器を使って、SDカードの画像をパソコンに保存してください。

NX Studioでイメージダストオフ機能が動作しない

次の場合は、イメージセンサークリーニングにより、撮像素子前面のゴミの位置が変わってしまうため、イメージダストオフ機能を使用できません。

  • イメージセンサークリーニングを実行する前に撮影した画像に対して、クリーニング後に取得したイメージダストオフデータを使ってゴミの写り込みを取り除こうとしたとき
  • イメージセンサークリーニングを実行する前に取得したイメージダストオフデータを使って、クリーニング後に撮影した画像に対してゴミの写り込みを取り除こうとしたとき

ピクチャーコントロール]、[アクティブD-ライティング]、[ヴィネットコントロール]の効果がパソコンで確認できない

RAW画像で記録した場合、当社製ソフトウェア以外では機能しません。RAW画像の現像はNX Studioをお使いください。

Wi-Fi(無線LAN)およびBluetooth関連

スマートフォンにカメラのSSID(ネットワーク名)が表示されない

  • セットアップメニュー[機内モード]が[無効]になっていること、および[Bluetooth]の[通信機能]が[有効]になっていることを確認してください。
  • スマートフォンのWi-Fi機能をOFFにしてからONにし直してみてください。

プリンターなどの無線通信機器と接続できない

このカメラは、SnapBridgeアプリがインストールされたスマートフォン以外の機器とは無線接続できません。

その他

撮影日時が正しく表示されない

カメラの内蔵時計は合っていますか? カメラの内蔵時計は腕時計などの一般的な時計ほど精度は高くないため、定期的に日時設定を行うことをおすすめします(0地域と日時)。

表示されているメニュー項目が選べない

  • SDカードをカメラに挿入していないときは、選べない項目があります。
  • 一部のメニュー項目は、カメラの設定状況によって選べない場合があります。
  • セットアップメニュー[電池チェック]は、電源に別売のパワーコネクターとACアダプターを使用している場合は選べません。